となりの成長室

商談の日程調整メールは、候補日と確認事項を一緒に送る

商談の日程調整で、候補日だけを送る。相手から一枠が返り、予定は入ります。けれど当日になって、誰が参加するのか、何を決める場なのか、事前に見てほしい資料があるのかを最初から確認することがあります。

日程調整メールの役割は、カレンダーを埋めることだけではありません。商談で決めたいことから逆算し、候補日、参加者、事前資料、当日の到達点を一通に入れます。相手が社内で予定を押さえるとき、そのまま転送できる状態にします。

候補日の前に、商談の到達点を書く

入れる順番書くこと抜けると起きること
目的何を確認し、何を決めたいか当日が状況説明で終わる
参加者相手側と自社側で必要な人判断者が不在になる
事前資料見てほしい資料、用意してほしい情報当日その場で探す
候補日2、3枠と所要時間日程だけ先に決まる
回答期限いつまでに返事がほしいか調整が長引く

候補日は本文の中心ですが、最初に置くと「空いているかどうか」だけの連絡になります。先に到達点を書くと、相手は誰を呼ぶべきか、何を準備すべきかを判断できます。

候補日は、相手が選びやすい形にする

書き方相手の負担直し方
ご都合のよい日時を教えてください相手が候補を作るこちらから三枠を出す
来週どこかでお願いします期間が広く、返信しづらい日付、開始時刻、所要時間を書く
早めに打ち合わせたいです優先度が伝わらない何を決めるために必要かを書く

候補日は多すぎても選びにくくなります。まず三枠を出し、合わない場合だけ相手に候補を返してもらいます。所要時間は、説明だけなら30分、関係者確認を含むなら45分など、当日の目的に合わせて置きます。

日程調整メールの完成例

次回の商談では、現在の問い合わせ対応の流れを確認し、最初に見直す入力項目を一つ決めたいと考えています。 可能であれば、営業責任者の方と、問い合わせ後の一次対応を担当されている方にもご同席ください。 事前に、現在の問い合わせフォーム項目と、直近で対応に時間がかかった問い合わせを一件だけご共有いただけると助かります。 候補日は、8月20日 10:00、8月21日 14:00、8月22日 16:00のいずれかで、45分を想定しています。 8月18日中にご都合をお知らせください。合わない場合は、翌週の候補を改めてお送りします。

この文面なら、相手は予定を選ぶだけでなく、社内で誰を呼び、何を準備するかまで判断できます。資料を添える場合も、全部を読んでもらう前提にせず、当日の判断に必要な一つだけを指定します。

返信が止まったときは、日程か目的のどちらで止まったかを見る

止まり方確認すること次の一通
候補日が合わない枠が少ない、所要時間が長い短い枠と翌週候補を出す
参加者が決まらない判断者、現場担当、窓口が分かれている最低限必要な役割を一つに絞る
目的が重い一回で決める範囲が広い初回は状況確認だけに分ける
事前資料が出ない相手が何を出すか迷っている手元にある一件だけでよいと伝える

返信がないときに候補日を増やすだけでは、止まり方を直せません。目的が重いなら商談の到達点を小さくし、参加者が決まらないなら「最初は窓口の方だけで構いません」と条件を下げます。

当日使うメモを、メールと同じ順で作る

日程が決まったら、商談メモの先頭へ同じ五行を置きます。

目的: 問い合わせ対応で最初に直す項目を一つ決める。 参加者: 相手側の営業責任者、一次対応担当。自社側は進行と記録。 事前資料: 現在のフォーム項目、対応に時間がかかった問い合わせ一件。 到達点: 次回までに直す項目、確認担当、期限。 未確認: 問い合わせ後の社内引き継ぎ先。

この五行があると、商談の冒頭で目的を言い直せます。初回商談で聞く内容は法人営業の初回商談で聞く質問、問い合わせ直後の一通は問い合わせ初回返信で確認時間を約束するへ分けます。商談後に宿題を残す場合は商談後メールに宿題と次回判断を残すへ進みます。

次に日程調整メールを送るときは、候補日の上に「この商談で決めたいこと」を一文だけ置いてください。その一文に合う参加者、資料、所要時間が書ければ、日程調整は当日の商談準備まで進んでいます。

まずは相談から

商談前の一通を、当日の判断から逆算しませんか。

次に入れる商談を一件選び、候補日、参加者、事前資料、当日決めることを一緒に整えます。