となりの成長室

リフォームの現地調査後に、見積・工事・入金まで追う

現地調査から戻った営業担当者は、部屋の傷み具合、住んでいる人の希望、工事できる時間帯、予算の言い方まで覚えています。けれど、見積を作る人、職人を手配する人、完了確認をする人、請求を見る人には、その記憶がそのまま渡りません。

リフォーム案件は、現地調査のメモをきれいに残すだけでは足りません。調査で見たことを、見積前提、顧客確認、工事準備、完了確認、請求・入金まで追えるカードに変えます。

現調メモを、案件の最後まで渡すリフォーム案件を閉じるまでの進行カード現地調査で見たことを、見積、工事準備、完了確認、請求・入金までつなげます。
01現地調査目的、範囲、写真、顧客確認を残す
02見積前提含むもの、含まないもの、追加条件を書く
03工事準備職人、資材、鍵、搬入、近隣をそろえる
04完了・入金確認写真、残作業、請求、入金予定を追う

この図で決めること現調後のカードに案件を閉じる条件まで入れる。

現調メモは、見積欄で止めない

現地調査後に最初に作るものは、長い報告書より案件進行カードです。写真や採寸を全部貼る前に、後工程が迷いやすい欄だけを先に埋めます。

書くこと空欄のまま進めない理由
工事の目的何を直したいか、何を避けたいか仕様が合っても、優先順位がずれる
見積前提範囲、数量、材料、含むもの・含まないもの追加費用や範囲外対応が後で揉める
顧客確認色、日程、在宅条件、近隣説明、荷物移動職人手配後に戻すと工程が崩れる
工事準備必要な職種、資材、養生、鍵、駐車、搬入当日の準備不足が顧客対応になる
完了・請求完了確認者、写真、追加有無、請求日、入金予定工事が終わっても案件が閉じない

「見積を出したら営業の仕事は一区切り」と見ると、工事準備と請求の抜けが見えにくくなります。現調後のカードには、最後に案件を閉じる条件まで置きます。

追加工事は、気づいた日と合意日を分ける

リフォームでは、工事を始めてから分かることがあります。そのときに「追加あり」とだけ残すと、誰が見ても不安定な案件になります。

追加確認メモ 気づいた日: 解体後に下地の傷みを確認。 影響: 予定していた張り替え前に補修が必要。 顧客へ伝えること: 追加作業の内容、金額の有無、工期への影響。 合意の状態: 口頭説明済み。書面またはメールで確認待ち。 次に止める条件: 合意前に追加作業へ入らない。

国土交通省のリフォーム見積相談制度でも、見積や図面の内容と希望の違い、工事途中や追加費用が相談対象として示されています。この記事は消費者向け制度の代替ではありませんが、現場側のカードにも「追加をいつ、何として、誰が合意したか」を残す必要があります。

案件会議では、進んだ作業より止まる条件を見る

週次で確認するなら、売上見込み順に読むより、止まる条件順に見ます。

状態見るカード次の行動
見積前顧客確認、現場条件、見積前提確認先と回答期限を決める
契約前範囲、金額、日程、追加時の扱い顧客へ合意する条件を返す
工事前職人、資材、鍵、搬入、近隣当日準備の担当を置く
工事中変更、追加、写真、顧客連絡合意前に進めない作業を止める
完了後完了確認、請求、入金、残作業案件を閉じる日を決める

現地調査の持ち帰り項目は技術営業の現地調査で持ち帰る情報でも整理できます。金額を出す前の未確定条件は見積依頼を受けたら金額を出す前に聞くことへ戻します。工事中の日程変更は工程変更を関係者へ同じ条件で伝える方法で別管理にします。

参考資料

次の現地調査から、写真を整理する前に案件進行カードを一枚作ります。見積前提、顧客確認、工事準備、完了・請求の空欄が見えれば、案件は営業担当者の記憶だけで進まなくなります。

まずは相談から

現地調査後の案件を、完了と入金まで追える形にしませんか。

現調メモ、見積条件、工事準備、完了確認、請求・入金の流れを一つの案件進行カードへ整理します。