広告・SNSから来た反応を、営業へ渡す一枚
資料請求の通知が営業へ届く。書かれているのは会社名、氏名、メールアドレス、流入元。営業は「お問い合わせありがとうございます。どのようなご用件でしょうか」と聞く。相手は、すでにフォームで答えたことをもう一度説明します。
広告やSNSの反応を営業へ渡すとき、連絡先より先に残したいのは、相手が何を見たかです。ページ、投稿、資料、広告文。その内容から関心の仮説を一つ作り、決めつけずに確かめる質問へ変えます。
この図で決めること反応データが、営業の自然な一問になって初めて引き継ぎになる。
点数を付ける前に、反応の背景を読む
開封、クリック、資料請求、問い合わせへ点数を付けても、初回連絡の言葉は決まりません。営業へ渡す一行は次の順で作ります。
| 欄 | 記入例 |
|---|---|
| 見た内容 | 設備更新の判断期限の記事と比較表 |
| 行動 | 記事から問い合わせフォームへ到達 |
| 関心仮説 | 更新時期より、社内比較の材料を探している可能性 |
| 最初の質問 | 今回必要なのは、更新時期の判断か、社内説明の比較表か |
| 担当・期限 | 営業の田中が当日15時までに返信 |
仮説は営業記録であり、顧客の事実ではありません。「比較表をお探しですね」と断定せず、二択か短い問いで確かめます。
初回連絡は、相手が見た内容から始める
設備更新の判断期限の記事をご覧いただき、ありがとうございます。今回確認されたいのは、更新を話し始める時期でしょうか。それとも、修理と更新を社内で比較する材料でしょうか。近い方を教えていただければ、最初に見る資料を絞ってお返しします。
相手が読んだ内容を受けると、問い合わせフォームの続きを始められます。ただし、閲覧履歴の利用は自社のプライバシー表示、同意、計測設定、社内ルールの範囲で行います。営業担当へ個人単位の行動を渡してよいか確認できない場合は、フォームに本人が入力した内容だけを使います。
優先順位は、新しさと具体性を分ける
| 反応 | 最初の動き |
|---|---|
| 具体的な相談と希望時期あり | 担当と回答時刻をすぐ返す |
| 見た内容が明確 | どの判断に使うか一問聞く |
| 流入元だけ分かる | 用件を短く聞き、仮説を作らない |
| 連絡先の利用範囲が不明 | 営業一覧へ移す前に取得元を確認 |
反応から初回返信へ進む場合は担当と次の時刻を返す方法を使います。展示会のQRや名刺が入口なら宿題で優先順位を付ける方法、商談後の記録は事実・判断・約束の営業メモへ渡します。
個人情報保護委員会のガイドラインを確認し、問い合わせ・計測データの利用目的、保管場所、アクセス権限を決めます。公開情報を見つけたことと、別目的で個人へ連絡してよいことを同一に扱わないでください。
参考資料
直近の問い合わせを一件開き、営業へ渡した情報から「氏名、会社名、連絡先」を一度隠してみます。何を見て、どんな判断をしようとしたかが残らないなら、初回連絡に必要な背景を一行追加します。